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認知症の母を要介護2で特養に入れた話|年金7万円でも安心できた理由

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親の介護が必要になったとき、多くの人が最初に悩むのが「施設に入れるべきかどうか」、そして「お金の問題」です。

特に、特別養護老人ホーム(特養)は要介護3以上でないと入れないと思われがちですが、 認知症がある場合は要介護1また2でも入所できる ことがあります。

今回は、認知症の母を グループホーム老健特養 という流れで施設入所させた経験と、 母の年金が月7万円でも安心して過ごせるようになった理由 についてお話しします。

在宅介護の限界とグループホームへの入所

母が アルツハイマー型認知症 と診断されました。

物忘れが徐々に増えていき、日常生活に支障をきたすようになりました。

当初は デイサービスを利用しながら在宅介護 をしていましたが、迷子になって交番から連絡が来たり、夜中に家の中を歩き回ったりと、次第に私の生活にも大きな影響が出るようになりました。

「このままでは共倒れになる」と思い、 民間のグループホーム への入居を決断しました。

グループホームとは?

グループホームは、 認知症の人が少人数で共同生活をする施設 です。

手厚い介護は期待できませんが、 24時間スタッフが常駐し、日常生活のサポートをしてくれる ため、家族の負担は大きく減ります。

グループホームに入れて感じたこと

  • 生活のリズムが安定し、母の状態が落ち着いた
  • 介護の負担が大幅に減り、自分の生活が取り戻せた
  • 費用は月20万円ほどだったが、自由時間が増えたことを考えると納得できた

「やっと一息つける」と思ったのも束の間、1年後に 母が入院することに

この入院により、退院後も医療的処置が必要となったため、グループホームを退去せざるを得なくなりました。。。

退院後、老健(介護老人保健施設)へ

退院後、すぐに自宅に戻すのは難しかったため、次の選択肢として 老健(介護老人保健施設) へ入所しました。

老健は リハビリを目的とした施設 で、 病院と自宅の中間的な位置づけ です。

ただし、 基本的に長期入所はできず、36ヶ月で退所しなければならない という制限があります。

老健での生活と次の施設探し

老健では、 食事や入浴などの日々の生活のサポートに加え、リハビリが提供される ため、母の生活は安定しました。

ただし、「長くはいられない」と分かっていたので、新たな施設を探す必要がありました。

当初は焦りを感じていましたが、老健の職員さんから「次の施設はゆっくり探してください」と言われたことで、少し気持ちが楽になりました。

要介護2でも特養に入れた理由

「特養は要介護3以上でないと入れない」と思っていましたが、 認知症がある場合は要介護1や2でも入所が認められるケースがある ことが分かりました。

母の場合、以下の点が評価され、特養への入所が認められました。

  • 認知症の進行により、在宅での生活が困難
  • 家族の介護負担が大きく、施設入所が適切と判断された
  • 申し込み時の空き状況と、施設の受け入れ方針に合致していた

このように、 要介護3以上というのはあくまで原則であり、実際には認知症の状況次第で入所できる可能性がある ことを知りました。

年金7万円でも特養に入れた理由

母の年金は国民年金と微量の厚生年金で 月7万円 ほど。

「これでは施設の費用を払えないのでは?」と思いましたが、 負担限度額認定制度 を利用することで、費用を大幅に抑えることができました。

負担限度額認定制度とは?

これは、 所得の低い人が施設に入る際に、食費や居住費の自己負担額を軽減できる制度 です。

母の場合、この制度のおかげで 特養の月額費用が約7万円に抑えられ、年金7万円でも入所が可能 になりました。

具体的な費用の内訳は以下のような感じです。
(あくまで一例。通常費用は負担割合よって変わります。下記は負担割合1割の例)

項目通常の費用負担限度額認定適用後
介護サービス費約3万約3万
居住費約8万約2.5万
食費約4.5万約1万
その他(雑費等)約0.5万約0.5万
合計約16万約7万

この制度を活用することで、 年金だけで特養の費用をまかなうことが可能になった のです。

まとめ|介護は無理せず、制度を活用することが大切

  • 在宅介護に限界を感じたら、早めに施設を検討する
  • グループホーム → 老健 → 特養という流れで負担を減らしていくのが一つの方法
  • 要介護1または2でも認知症であれば特養に入所できる可能性がある
  • 負担限度額認定制度を利用すれば、年金7万円でも特養の費用をカバーできる

「親の介護=経済的に大変」と思われがちですが、 制度をうまく活用すれば、家族の負担を最小限に抑えながら介護することも可能 です。

この経験が、今後親の介護を考えている人の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
KEI
KEI

認知症の母の介護をきっかけに、お金を守りつつ自分らしく生きる方法を模索してきました。
このブログでは、介護・資産形成・FIREをテーマに、役立つ情報を発信しています。
・認知症介護のリアル
・介護費用のやりくりと資産を守る工夫
・FIREを目指す生活設計
介護は大変ですが、必要以上に自分を犠牲にせず、賢く選択していくことも大切です。
気になる記事があれば、ぜひ読んでいってください!

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