介護を続ける中で、「在宅ではもう限界」と思う瞬間が来ます。私の場合、それがグループホームを探し始めたきっかけでした。
しかし、いざ探そうとすると施設の数が多く、それぞれ特徴や費用が異なります。何を基準に決めればよいのか迷いました。そこで、私は次の3つのポイントを重視して施設を選びました。
1. なるべく家の近くにする
介護施設を選ぶとき、多くの人が「良い施設かどうか」に目を向けがちですが、距離も重要な要素のひとつです。
- 体調不良や急な呼び出しがあったとき、すぐに駆けつけられるかどうか。
- できる限り頻繁に面会に行ける距離であること。
遠くの評判が良い施設よりも、近くにあって対応しやすい施設のほうが、結果的に安心して介護ができると考えました。
2. 費用は20万円以下に抑える
グループホームの費用はさまざまで、高いところでは月30万円以上かかる施設もあります。 しかし、いくら良い施設でも、お金が続かなければ意味がありません。
- 母の年金と貯金を合わせて、約2年間は持つ計算でした。
- その後は、自分の資産を取り崩すのか、他の方法を考えるのかは、この時点では決めていませんでした。
- ただし、まずは自分が共倒れしないことを最優先しました。
この考え方は、特に介護する側の負担を減らすという意味で重要でした。
3. 実際に見学して、施設の雰囲気を確認する
パンフレットやホームページの情報だけでは、本当に良い施設なのかは分かりません。
- 職員の対応が丁寧かどうか
- 施設内の雰囲気が暗くないか
- 他の入居者が穏やかに過ごせているか
これらは、実際に足を運ばないと分かりません。
見学の際には、施設内の清潔さや、職員の方々がどのような雰囲気で働いているかをチェックしました。介護される側にとってはもちろん、家族側の気持ちの負担を減らせるかも重要でした。
まとめ:介護を無理なく続けられる選択をする
グループホームを選ぶとき、一番大切なのは「自分が無理なく介護を続けられるか」でした。
- 家から近いこと で、急な対応が必要なときも安心。
- 費用を抑えること で、介護する側の生活が破綻しないようにする。
- 実際に見学すること で、入居後に「思っていたのと違う」とならないようにする。
介護は長期戦になることが多いため、「自分がこの先も対応できるか」を考えながら、グループホームを選ぶことが重要だと感じました。
グループホームなどの施設の情報は事前に情報収集しておくことが大切です。
例えば、「シニアのあんしん相談室」 では、全国4,000施設の情報を無料で提供しており、資料請求や見学予約が可能です。
すぐに入居を考えていなくても、情報を持っておくことで判断しやすくなります。
「とりあえず資料だけもらっておく」 という形でもOKです。
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