「手取り25万円なのに、生活に余裕がない」
そんな声をネットやSNSで目にすることが増えてきました。
最近も、THE GOLD ONLINEに掲載された記事（出典はこちら）で、36歳のサラリーマンの方が
「頑張っても、生活がどんどん味気なくなっていく」
と語っていました。
収入は平均的でも、将来に対する不安が拭えない——
その気持ちには、私も共感するところがあります。
家計内訳の一例
記事で紹介されていた手取り25万円の支出内訳は、以下のようになっています。
- 家賃：6万円
- 食費：4万円
- 光熱費：1万円
- 通信費：1万円
- 交通費：2万円
- 生活雑費：5万円
- 娯楽費：2万円
- 貯金：3万円
こうして見ると、「特別ぜいたくをしているわけではない」と感じる方も多いかもしれません。
むしろ、毎月3万円をしっかり貯金しているという点は、とても前向きな姿勢だと思います。
あの名著『バビロン 大富豪の教え』でも、「収入の10分の1を貯金せよ」と説かれています。
このケースでは、まさにその原則を実践できている状態です。
気になる「生活雑費5万円」
一方で、気になるのは「生活雑費：5万円」という項目です。
記事中ではこの内訳についての詳細が明かされていないため、
もしここに日用品・交際費・コンビニなどの“なんとなくの出費”が含まれているとしたら、見直す余地があるかもしれません。
私は家計簿アプリで「支出の見える化」を習慣に
私は学生時代から家計簿アプリを使い続けており、無意識の出費というものがほとんどありません。
この「支出の可視化」の習慣のおかげで、自分にとって本当に必要な支出と、なくても困らない支出を明確に把握できるようになりました。
人によっては、「節約しているつもり」でも、
・コンビニでのちょっとした買い物
・解約を忘れていたサブスク
などが積み重なり、月に数万円単位での“無意識出費”になっていることもあります。
いきなり副業や投資より、まず支出の把握から
「副業や投資も気になるけれど、生活を維持するだけで精一杯」
そう感じるのは自然なことです。
でも、いきなり副業や株式投資に取り組む必要はありません。
まずは、今の支出を把握すること。
これだけでも、家計に対する意識が大きく変わります。
「使うお金」も予算化すれば、満足度が上がる
私自身、生活費の中に「好きなことに使うための予算」をきちんと設けています。
例えば、毎月の娯楽費をあらかじめ決めておくことで、
「これは自分にとって必要な楽しみ」と納得して使うことができ、罪悪感もありません。
結果として、生活の満足度も高まりました。
おわりに
生活費のやりくりに正解はありません。
ですが、「お金が足りない」と感じたときに、ただ「収入が少ない」「社会制度が悪い」と嘆くだけでなく、
一度立ち止まって家計を見直してみることで、意外と改善できる余地が見えてくることもあります。毎月3万円を貯金できている今の状況は、決して悪くありません。
そこにもう一歩、支出の最適化が加われば——
未来の選択肢は、もっと広がっていくかもしれません。
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