30代後半のとき、気がつけば資産は3000万円を超えていました。
当時の年収は500万円台。特別な才能があるわけでも、副業で大きく稼いでいるわけでもありません。
地道に働きながら、自分なりにお金との付き合い方を工夫してきた結果です。
この記事では、
- なぜお金を貯めようと思ったのか
- どうやって年収500万円台で資産3000万円を築いたのか
- 投資や暮らしの工夫について
を、実体験ベースでお話しします。
同じように将来に不安を感じている方や、FIREを意識し始めた方の参考になれば嬉しいです。
なぜお金を貯めようと思ったのか?
資産形成のスタート地点にあったのは、「老後や親の介護に備えたい」という思いでした。
実家では金銭トラブルが多く、お金がないことが原因で不安や争いが起こる様子を子どもの頃から見てきました。
そんな経験から、「将来、誰かに頼らず生きていくにはお金が必要だ」と自然に思うようになりました。
FIRE(経済的自立と早期退職)という言葉は当時は知らなかったものの、結果的にはそれに近づくような形で資産が積み上がっていったのです。
年収500万円台でも3000万円を築けた理由
私の年収は大きく伸びていません。転職はしてませんし、昇給もそこまでなく、ずっと平均より少し高い程度を維持している感じです。
それでも資産が増えていったのは、「無駄遣いをしない」「予算の範囲で生活する」という基本を徹底してきたからだと思います。
特別な節約はしていません。ポイントは以下のような点でした:
- 一人暮らしで家賃を抑える(広さより立地と価格重視)
- 保険は不要、スマホは格安SIM
- 外食は少なめ、自炊中心
- 交際費や趣味も無理のない範囲で
結果的に、年150〜200万円以上を貯蓄・投資に回せるようになっていました。
投資は“お金を寝かせておくのがもったいない”と思ったのがきっかけ
30代になった頃、貯金だけではなく、資産形成には投資も取り入れました。始めたのは2016年頃からです。
最初は値動きに不安もありましたが、「このまま銀行に寝かせていても増えない」「使わないお金を何もしないのはもったいない」と思ったのが、投資を始めるきっかけでした。
リスクは承知の上で、以下のような考え方で運用しています:
- 長期・積立・分散を意識
- NISAを活用(旧NISA→新NISAへ)
- 投資信託中心(オルカンなどの全世界株インデックス)
- 値動きに一喜一憂せず、基本は放置
結果として、投資によるリターンも資産3000万円達成の後押しになりました。
趣味や日常生活も“ほどほど”がちょうどいい
生活を楽しむことも大切にしていますが、もともとお金のかからない趣味が多いことも、資産形成にプラスに働きました。
たとえば、休日はゲームをしたり、電子書籍で漫画や小説を読んだり、動画配信サービス(U-NEXTなど)で映画やアニメを楽しんでいます。
また、散歩をしたり、家でゆっくり過ごすのも好きなので、自然と支出は少なめになりました。
我慢して節約していたわけではなく、「これで十分楽しい」と思える暮らしができていたことが、継続のカギだったと思います。
資産3000万円を超えて感じたこと
3000万円という金額を目標にしていたわけではありません。
ただ、日々の選択の積み重ねが、いつの間にかこの額に届いていました。
この金額があるからといって、すぐに仕事を辞めたり、FIREする予定はまだありません。
ただ、お金があるというだけで気持ちがぐっと楽になるのは事実です。
- 嫌な仕事にしがみつかなくていい
- 親のことで急な支出があっても慌てない
- 将来の選択肢が増える
これらはお金の「使い道」ではなく、「安心材料」としての役割を実感しています。
まとめ|収入よりも“使い方と考え方”で差がつく
30代後半で資産3000万円。
年収が高くなくても、生活スタイルやお金との向き合い方を工夫すれば、十分に可能なラインだと思います。
FIREを目指すかどうかは人それぞれですが、「お金があるから、人生に選択肢が持てる」という感覚は、今の時代だからこそ大事にしたいと感じています。今後は、資産形成だけでなく働き方や暮らし方についても、少しずつ発信していきたいと思っています。
同じようにコツコツと資産を増やしていきたい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
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