コツコツ型の慎重派が資産形成に向いていた話
資産形成を振り返ってみると、「自分の性格が大きく影響していたのかもしれない」と感じる場面が何度もあります。実は以前、性格診断を受けたことがあるのですが、そのときに出てきたキーワードは「慎重」「堅実」「計画的」。まさに自分を表す言葉だと思いました。
当時は「ふーん、そうなんだ」くらいの軽い気持ちで見ていたのですが、資産形成という長期的な取り組みを続けてきた今振り返ると、「この性格だったからこそ、うまくいったのかもしれない」と実感しています。コツコツと積み上げていくやり方が、自分にとって無理のない自然な選択だったのです。
慎重派だからこそ、リスクを抑えた投資ができた
私はもともと「一発逆転」みたいなギャンブル的な選択をするのが苦手なタイプです。大きなリターンが見込めるものでも、その裏にあるリスクが気になってしまうんですね。そういう性格なので、自然と選んだのは積立型のインデックス投資。毎月少しずつ買い続けるというスタイルが、安心感にもつながっていました。
毎月一定額を投資信託などに投資する方法。相場の変動に左右されにくく、長期的な資産形成に向いています。
FXで気づいた「合わない投資スタイル」
もちろん、過去には「もう少し短期間で増やせないかな」と思って、FXに手を出したこともありました。ただ、相場の値動きに一喜一憂する日々が性に合わず、精神的にかなり消耗してしまいました。結果的に、「自分にはやっぱり地道に積み上げるやり方が合っている」と気づくきっかけにもなりました。
コツコツ積み上げるのが性分に合っていた
投資に限らず、私は昔から「一歩一歩進めていく」タイプでした。
- 仕事でも、一気に片付けるより、毎日少しずつ進めていく方が得意
- 趣味も、派手なものより地道に続けられるものが好き(例えば、読書や散歩)
- 新しいことに挑戦する前には、じっくり調べてから行動に移す
このように、地に足のついたアプローチを好む性格は、長期投資と非常に相性が良かったように思います。
積立投資って、一見すると「地味」かもしれません。毎月、決まった金額を同じ商品に入れ続けるだけ。でも、だからこそ感情に振り回されず、相場が上がっても下がっても続けられるのです。そして気がついたときには、少しずつ積み上がった投資が、思いがけず大きな金額になっていました。
まとめ:性格に合った資産形成が成功のカギ
資産形成において、「どの方法が一番儲かるのか?」という問いはとても魅力的に映ります。しかし、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが「自分に合った方法を選ぶこと」だと思います。
私は慎重で堅実な性格だからこそ、無理のない範囲で続けられる投資法を選びました。そしてその選択が、結果として長く続けられることになり、資産も着実に増やすことができました。
もちろん、すべての人にコツコツ型が合っているわけではありません。もっとリスクを取って挑戦することで成功する人もいます。でも大切なのは、「他人の成功パターンに無理に合わせないこと」。自分にとって自然に続けられるやり方を見つけることが、長期的な資産形成の最大のポイントではないでしょうか。
資産形成は、マラソンのようなものです。途中で息切れせず、着実にゴールを目指すためにも、自分の性格に合った走り方を見つけていきたいですね。
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