グループホームの見学、そして母の拒否
グループホームを見学し、入居自体は可能だとわかりました。しかし、母は「友人と同じ施設に行くんだ」と言い張り、現実を見ようとしません。さらに、「明日、その友人に会う」と事実と異なる話をし始めました。そして、都合が悪くなると「もう何も考えられない」と言います。
これまでも、都合の悪いことがあると「考えられない」と逃げることがありました。正直、うんざりしていました。
伝えているのに、「知らなかった」と言われる虚しさ
母を施設に入れる理由として、私の負担が大きすぎること、仕事にも影響が出ていることを改めて伝えました。しかし、母の口から出てきたのは「知らなかった」「そんなこと言わなかったから」という言葉でした。
もちろん、これが初めてではありません。何度も説明してきました。それなのに、毎回「初めて聞いた」と言われる。この繰り返しに、私はもう耐えられなくなっていました。
母の言葉に振り回されることへの疲れ
私が頑なな姿勢を見せると、母は「友人の家に泊まりたい」とでも言うような素振りを見せました。しかし、そんなことはできるはずもありません。それなのに、まるで私が追い出しているかのような態度を取られることに、さらにイライラしました。
これまで世話をしてきたのは誰なのか。いざとなれば、私ではなく他人に頼ろうとするのか。そんなことを考え始めると、ますます腹が立ちました。
眠れない夜が続くのはもう限界
結局、母は夜になると「眠れない」と言い出します。でも、どうせそのうち寝る。私は「眠らなければいい」と冷たく突き放すと、「なんてひどいことを言うの」と騒ぎました。
もう、こういうやり取りに疲れていました。
案の定、母はいつの間にか眠っていました。しかし、私はストレスで3時になっても眠れませんでした。
こんな夜を何度繰り返してきたでしょうか。そう考えると、もう限界だと思いました。
1人で抱え込まないために
母がグループホームに入るまでは、介護はすべて私1人の負担でした。でも、介護を1人で抱え込むと、こうやってストレスに押しつぶされてしまいます。
「もっと周りに頼ればよかったのかもしれない」
そう思うこともあります。実際、この後、ケアマネージャーの支えがあって、施設への入所を決めることができました。
「1人で介護しなきゃ」と思い込んでいる人がいたら、少しでも早く周りに相談してください。 施設への入居はもちろん、ショートステイや訪問介護など、選択肢はあります。
今思えば、もっと早く誰かに相談していれば、こんな夜を何度も過ごさずに済んだのかもしれません。
「もう無理」と思ったら、その気持ちを無視しないでください。
心身を壊してしまう前に、支援を求めることが必要です。施設入所も選択肢に持つとよいでしょう。
- 施設入居を選択肢に入れる
- ケアマネージャーに相談する
- ショートステイや訪問介護を活用
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