PR
介護

介護の限界を感じた日|親の介護に疲れた私の体験談

記事内に広告が含まれています。

突然のパニックと疑心暗鬼

母と外食をしていたときのこと。何気なく「明後日、ケアマネが来るよ」と伝えたところ、母は突然パニックになりました。

「なんで来るの?」
「何をされるの?」
「施設に入れるつもりなんでしょ?」

疑心暗鬼になった母は、どんどん興奮していきました。私はもう正直に答えることにしました。

母の言葉に限界を感じた瞬間

「もう、お母さんの面倒は見られないから」

すると、母は泣き叫ぶように言いました。

「私は迷惑なんてかけてないのに、なんで出て行けなんて言うの?」
「ここまで育ててきたのに、こんな子だとは思わなかった」
「死ねばいいんだね?それで解決なんでしょ?」

私は言葉を失いました。こういう言葉を言われるのは初めてではありませんでしたが、我慢の限界でした。

介護を1人で抱えるのは無理だと気づいた日

母の言葉はすべて、自分のことしか考えていないように思えました。でも、私はずっと母の生活を支えてきた。仕事をしながら1人で介護を続けてきた。それでも、感謝されるどころか責められる。認知症だから仕方ないとは思えませんでした。

「なんで俺が非難されなきゃいけないんだ?」

心の中で、そんな怒りが込み上げてきました。母がこれまで老後のことを何も考えずに過ごしてきた結果、私がすべてを背負わされることになった。なのに、いざ現実を突きつけられると被害者ぶる。

怒り、悲しみ、虚しさ……いろんな感情が入り混じって、どうしようもなくなりました。

このとき、私は「もう限界だ」と強く思いました。

1人で頑張るのはやめようと決めた

この日を境に、私は「もう1人で頑張るのはやめよう」と決めました。自分の人生を犠牲にしてまで介護を続ける必要はない。母のためにここまでやってきたけれど、私には私の生活がある

介護は愛情だけでは続けられません。どんなに頑張っても、報われるとは限らない。だからこそ、限界を感じたら誰かに頼ることが必要です。

介護を1人で抱えるのは無理です。限界を感じたら、誰かに頼ることが大切です。自分の人生を犠牲にしない選択をしましょう。

私はこの出来事をきっかけに、母を施設に入れることを本格的に考えました。

介護を抱え込まないで

介護をしていると「もう無理」と思う瞬間は必ずあります。

もし今、介護で精神的に追い詰められている人がいたら、どうか「自分の気持ちを大事にしてほしい」と伝えたいです。1人で抱え込まず、周りの力を借りることは決して悪いことではありません。

「もう無理」と思ったら、その気持ちを無視しないでください。心身を壊してしまう前に、支援を求めることが必要です。施設入所も選択肢の一つです。

この記事を書いた人
KEI
KEI

認知症の母の介護をきっかけに、お金を守りつつ自分らしく生きる方法を模索してきました。
このブログでは、介護・資産形成・FIREをテーマに、役立つ情報を発信しています。
・認知症介護のリアル
・介護費用のやりくりと資産を守る工夫
・FIREを目指す生活設計
介護は大変ですが、必要以上に自分を犠牲にせず、賢く選択していくことも大切です。
気になる記事があれば、ぜひ読んでいってください!

KEIをフォローする
KEIをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました