投資を始めると、多くの人が「お金が増える」というメリットを期待します。確かに、資産が増えることは大きな喜びであり、経済的な安定にもつながります。
しかし、私が投資を続ける中で最も実感したメリットは、精神的な自由を得られたことでした。お金が増えること自体も素晴らしいのですが、それ以上に、心の負担が軽くなり、自由な気持ちで生活できるようになったことが、私にとって最大の変化でした。
投資を始める前の気持ち
投資を始める前、私は「この仕事を辞めたら生活が成り立たない」と感じるほどのプレッシャーを抱えていたわけではありませんでした。ただ、収入がゼロになることへの不安は常にありました。
独身であるため「家族を養わなければならない」という責任はなかったものの、収入がなくなると困るのは明らかでした。転職や仕事の変化にも不安があり、理不尽なことがあっても「まあ、仕事だし仕方ない」と受け流すしかありませんでした。
このような受け身の姿勢は、知らず知らずのうちに大きなストレスとなっていました。自分の気持ちや価値観を押し殺して、ただ仕事を続けることに必死だったのです。
ですが、投資によって資産が増えていくにつれて、そうした不安が少しずつ和らいでいきました。
「最悪、収入がゼロになってもすぐに困ることはない」と思えるようになったことで、仕事に対する気持ちもかなり楽になりました。以前は、ミスをしたり、理不尽なことを言われたりすると強いストレスを感じていましたが、精神的な余裕が生まれた今では、そうした出来事にも冷静に対処できるようになりました。
「辞めても大丈夫」と思えるだけで、仕事のストレスが減った
もちろん、投資を始めたからといって仕事をいい加減にこなすようになったわけではありません。これまでと同じように真面目に働いていますし、手を抜くつもりもありません。
ただ、「無理にしがみつかなくてもいい」「嫌なら辞めるという選択肢もある」と思えるだけで、心に余裕が生まれました。この余裕が、仕事に対する姿勢を大きく変えてくれたのです。
以前は「評価が下がると昇給に響くかも」「転職しても同じくらいの給料がもらえるか不安だな」といったことが常に頭の中にありました。しかし今は、「最悪、辞めても生きていける」という前提があるため、かえって落ち着いて仕事に向き合えるようになりました。
この安心感が、仕事に伴うストレスを大幅に軽減してくれたのです。
投資がもたらす「心の余裕」
お金に対する不安が減ると、日常のちょっとしたストレスも和らぐように感じます。たとえば、交通機関の遅延や長い待ち時間など、以前はイライラしていたことも、今ではそれほど気にならなくなりました。
また、「今の仕事を続けるかどうか」を自分の意思で決められることや、「転職しても何とかなる」と思えることは、人生の選択肢を大きく広げてくれます。
投資を始める前は、親の介護の問題などで少しでも「お金が増えたら嬉しいな」くらいの軽い気持ちでしたが、実際にやってみると、精神的な安定こそが最大のメリットでした。お金の心配が減ったことで、人生に対して前向きになれたのです。
これから投資を始めようとしている方には、ぜひこの「心の余裕」を知っていただきたいと思います。
投資を始めることで、私は経済的な安定だけでなく、心の自由も手に入れることができました。この経験から、投資は単なるお金を増やす手段ではなく、人生をより豊かにするための重要なツールだと感じています。
これから投資を考えている方には、ぜひこの精神的な自由を体験していただきたいと思います。
投資で必ず資産が増えるとは限りません。自分に合った方法を見極めましょう。
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