手取り18万円・家賃8万円…「ホームレス予備軍」の現実
幻冬舎ゴールドオンラインに掲載された記事で、都内在住の29歳男性の生活が紹介されていました。
彼は中小企業に勤務し、手取りは18万円。家賃が月8万円を占め、水道光熱費やスマホ代を差し引くと、残りはわずか。食費は半額弁当や袋麺でしのぎ、月末には預金残高が1万円を切ることもあるそうです。
本人は「このままではホームレス予備軍」と不安を抱えていましたが、この記事を読んで私自身が感じたことをまとめてみたいと思います。
コンビニは便利だけど「贅沢品」
記事では「コンビニすら贅沢」と表現されていましたが、私は コンビニ自体が贅沢 だと思います。
確かに便利ですが、スーパーやドラッグストアに比べると割高です。
「どうしても必要なとき以外は使わない」くらいの意識を持つだけで、月数千円は節約できます。小さな積み重ねですが、毎日の支出を抑える効果は大きいです。
家賃8万円は収入に対して重すぎる
手取り18万円に対して家賃が8万円というのは 収入の4割以上。
一般的に家賃は「収入の3分の1まで」が目安とされており、この場合なら6万円前後が適正といえます。
仮に6万円の部屋に住むだけで、毎月2万円、年間で24万円が浮きます。
これは節約や投資の原資として非常に大きな金額であり、生活の安定度を高める第一歩です。
袋麺よりも自炊を
「おにぎり1個で昼食」「袋ラーメンが多い」といった生活は、一見節約しているように見えます。
しかし栄養が偏り、体調を崩して医療費がかさむリスクを考えると、むしろ高くつく可能性があります。
ご飯を炊き置きして、安い野菜や卵でおかずを作るだけでも、食費を抑えつつ栄養バランスを改善できます。
自炊は時間や手間がかかりますが、長期的に見れば健康にも家計にもプラスです。
節約で「貯金の種」をつくる
記事の男性は「転職しかない」と考えてプログラミングを勉強しているそうですが、その前にできることがあります。
それは 節約によって毎月数万円の余裕を生み出すこと です。
- コンビニを控える
- 家賃を見直す
- 自炊を取り入れる
こうした取り組みだけで、年間数十万円の差がつきます。
少しずつでも貯金ができれば、「ホームレス予備軍」という不安は大きく和らぐはずです。
まとめ
「働いても貧しい」という現実は厳しいですが、
- コンビニは割高 → 控えるべき
- 家賃は収入の3分の1を目安に
- 自炊で食費と健康を守る
- 節約でまずは貯金を増やす
という生活改善の余地は大きいと感じました。
転職やスキルアップも大切ですが、まずは「日々の生活の見直し」こそが将来への安心につながります。
節約で浮いたお金を少しずつ貯金に回し、やがて投資に回していくことで、生活の不安を解消するだけでなく、将来の資産形成にもつながっていきます。


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