介護を始めると、「これは必要かも?」と思って、いろいろなグッズを買いたくなりますよね。
私も、親の介護をするにあたって、便利そうなアイテムをいくつか準備しました。
しかし、実際に介護が始まると、「あれ、これいらなかったな…」 と思うものが意外と出てきました。
今回は、私が実際に購入したけど使わなかった介護グッズと、その代わりに役立ったもの を紹介します。
これから介護の準備をする人は、無駄な買い物を減らす参考にしてみてください。
玄関のガードロック → 結局 GPSに変更
❌ 使わなかった理由
認知症の母が勝手に外に出ないようにと思い、玄関にガードロックを設置しました。
しかし、いちいち解除するのが面倒で、本人も「散歩に行きたい」と頻繁に訴える状態に。
無理に外出を制限するのはストレスにもなるし、「どうしようかな…」と悩んだ結果、GPSを持たせることにしました。
✅ 代わりに役立ったもの
▶「みてねみまもりGPS」
外出時に持たせるだけで、どこにいるかスマホで確認できるので安心感が段違い。
ガードロックで閉じ込めるよりも、自由に動ける環境を作る方がよかったと実感しました。
介護用スリッパ → 結局 靴下を多めに購入
❌ 使わなかった理由
「転倒防止になるし、ちゃんと履いてもらおう」と思い、介護用のスリッパを購入。
しかし、母はスリッパのかかとをすぐ踏んでしまい、むしろ不安定に…。
転びそうになることが何度もあり、結局、家ではスリッパを履かせるのをやめました。
✅ 代わりに役立ったもの
▶「厚手の靴下を多めに購入」
「滑りにくい靴下」や「汚れても気にならない靴下」をまとめ買いしておくことで、スリッパなしでも安全に歩ける環境を作れました。
ガス元栓用鍵ロック → 結局 電気ケトルで対応
❌ 使わなかった理由
「ガスの火をつけっぱなしにしたら危険」と思い、ガス元栓に鍵をつけるロックを導入しました。
しかし、そもそも母はほとんど料理をしない状態だったので、ガスを使う機会がなく、結局不要に…。
✅ 代わりに役立ったもの
▶ 「電気ケトル」
お湯を沸かすだけなら、火を使わない電気ケトルで十分。
操作も簡単で、安全性を確保しながら、母自身ができることを増やせたのがよかったです。
まとめ|「必要そう」よりも「本当に使うか」を考えて選ぶべき
✔ ガードロックは使い勝手が悪く、自由を奪うよりGPSの方が安心だった
✔ 介護用スリッパは逆に危険で、滑りにくい靴下を用意する方が実用的だった
✔ ガスのロックは不要で、お湯を沸かすなら電気ケトルの方が安全だった
介護グッズは、「必要そう」だからと買うのではなく、「実際に使うか?」を考えて選ぶことが大切です。
そして、使わなかったものは別の方法でカバーできることも多いので、事前に「どういう代替手段があるか?」を考えておくと、無駄な買い物を減らせます。
これから介護の準備をする人は、ぜひ「本当に必要か?」を見極めながら、買い物をしてみてください!
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